昨日からの続きになります。
「百聞は一見にしかず」という言葉があるように、人間は自分の目でみたものを信用し易くなっています。
物理でも、理論上存在がみとめられたものは、存在が予測されると、と言い、実験で観測されると、発見された、
と言います。
しかし、電子のように小さなものは、存在を知るための外的要因(光等)が、電子の動きに影響を与えてしまいます。
つまり、どんなに高精細な拡大が実現しても、電子を目で見ることはできない、ということです。
現在の観測においても、状況証拠から存在していることは明らかですが、どんな形をしているのかはわかりません。
時間も物質も無限に細分化できるものですので、人間の観測には限界がありますが、
素粒子がA地点からC地点に移動するさいに、中間のB地点において、存在しない状況というものがあるそうです。
これが本当であれば、A地点からC地点にワープしたということになります。
まるで液晶画面のように、左から右に動いているように見えるものが、単なるドットの明滅であった、
と考えると分かりやすいでしょうか。
物質の動きが、空間から空間へのエネルギー変換とするのであれば、それこそ空間に基準のようなもの(エーテル)が
存在することになりますし、基準に対しての上限速度というものも存在するはずです。
しかし、この事実は既に実用化が進んでおり、量子コンピュータのように、今までのコンピュータが0と1しか
扱えなかったものを、量子のあいまいさを利用して高性能化した、というものがあります。
従来型では、最高性能でも数億年かかる計算を、量子コンピュータは数秒~数十秒で行う、
というほど性能差があるようです。
高性能化により、従来の暗号化も一瞬で解読可能となるため、暗号化の見直しが必要となる等の弊害も存在し、
今後の動向に注目する必要があると思われます。