Category Archives: エクセル

テキストファイルの検索について

テキストファイルの検索について

電子データは削除の必要が無い、という話を聞いたことがあります。

それらを直ぐに見つけられる環境を用意しておけば、一切の削除が不要であるそうですが、

確かに、デバイス容量の増加と、単価の下がり具合、蓄積されるデータの速度を考慮すると、

削除に費やす労力は無駄であるように感じます。

 

しかしもう一つの、直ぐに見つけられる環境というのは、実はかなり難しい話ではないでしょうか。

大量のデータが冗長化された状態で蓄積していたら、本当に求めているものを、

あやふやな記憶をもとに見つけ出すのは、不可能に近いと思われます。

 

パソコン性能の向上もあって、検索速度は向上はしていますが、単一のキーワードだけで検索したら、

蓄積量の増大に伴い、大量の候補がヒットします。

 

私も以前、不確かながらも、いくつかのキーワードが数行にまとまっている、

という記憶をもとに、特定のファイルを探したことがありますが、目的のファイルにたどり着くまでに、

かなりの時間を要しました。

 

そこで以前より、複数のキーワードを複数行に対して検索でき、さらにあるキーワードについては、

利用されていないことを条件に出来、加えて検索対象をコメントや文字列(引用符内)に特定

することもできれば、あいまいな記憶から特定のファイルを見つけられる可能性が高まるのではないか、

と考えていました。

 

ネットを探してもそのようなものが見つからなかった(見つけられなかっただけかもしれませんが)為、

今回エクセルマクロを利用して検索ツールを作成しています。

思っていたより実現が難しい部分もあったため、有料としてしまいましたが、

同じような思いをされている方がいましたら、ご一考下さい。

マクロによる作成ですが、ソースは公開していますので、

知識のある方は、必要な機能をさらに追加いただければと思います。

ダウンロード販売(Shop)では、他のマクロについても、提供や販売を行っています。

エクセルの利用状況と活用方法について

エクセルの利用状況と活用方法について

デスクワークを行う人で、エクセルを使わない人は、あまりいないのではないでしょうか。

完璧とは言い切れないところもあるエクセルですが、その利用は中小企業から大企業まで、

広範囲に及びます。

理由はいくつもありますが、今回取り上げたいのは「汎用性」です。

 

起動と共に表示された表には、直後に入力が可能で、

さらにそれら入力値に対して、後から手を加える術がいくつも用意されています。

用途の確定していないデータであっても、とりあえずエクセルに入力しておけば、

後からどのような使い方にも対応し易くなるでしょう。

 

人は多くの問題を抱え込んだ時に、まず一覧化により視覚化し、

さらにそれらを分類や集計により整理しようと試みます。

大量のデータを処理しなければならない場合も同様で、

それらを整理し、必要な作業量が事前に把握できれば、

スケジュール化してから、予定に沿って対応するだけです。

 

これら日常業務にて発生する各種事象に対して、

制限なく対応できる汎用性が、エクセルを選ぶ理由の一つであると思います。

 

しかし、エクセルの利用状況に比べてマクロの利用状況はかなり低いものになります。

マクロを数行書けば、一瞬で処理可能な作業に、毎回何時間も費やしているケースもあり、

原因を調査してみると、未経験者が利用するには必要となる予備知識が多すぎる、

というものでした。

 

確かに、マクロ利用に関する必要知識はそれ程多くないのに、

解説に用いられる専門用語の意味を理解するのは、それ以上に困難となっています。

ネット上の情報は、万人向けでないため説明不足ですし、本を一冊読む、

というのでは負担が多過ぎます。

 

まずは作成済のマクロを利用して、そのマクロがどの様に記述されているのか、

ソースの中身に興味を持ったら、一つ一つの命令に対してどのようなことが行われるのか、

といったように自然に理解していくのが、ストレスなく覚えるコツではないでしょうか。

メインページの記事やShopの提供マクロも活用してもらえればと思います)