電子データは削除の必要が無い、という話を聞いたことがあります。
それらを直ぐに見つけられる環境を用意しておけば、一切の削除が不要であるそうですが、
確かに、デバイス容量の増加と、単価の下がり具合、蓄積されるデータの速度を考慮すると、
削除に費やす労力は無駄であるように感じます。
しかしもう一つの、直ぐに見つけられる環境というのは、実はかなり難しい話ではないでしょうか。
大量のデータが冗長化された状態で蓄積していたら、本当に求めているものを、
あやふやな記憶をもとに見つけ出すのは、不可能に近いと思われます。
パソコン性能の向上もあって、検索速度は向上はしていますが、単一のキーワードだけで検索したら、
蓄積量の増大に伴い、大量の候補がヒットします。
私も以前、不確かながらも、いくつかのキーワードが数行にまとまっている、
という記憶をもとに、特定のファイルを探したことがありますが、目的のファイルにたどり着くまでに、
かなりの時間を要しました。
そこで以前より、複数のキーワードを複数行に対して検索でき、さらにあるキーワードについては、
利用されていないことを条件に出来、加えて検索対象をコメントや文字列(引用符内)に特定
することもできれば、あいまいな記憶から特定のファイルを見つけられる可能性が高まるのではないか、
と考えていました。
ネットを探してもそのようなものが見つからなかった(見つけられなかっただけかもしれませんが)為、
今回エクセルマクロを利用して検索ツールを作成しています。
思っていたより実現が難しい部分もあったため、有料としてしまいましたが、
同じような思いをされている方がいましたら、ご一考下さい。
マクロによる作成ですが、ソースは公開していますので、
知識のある方は、必要な機能をさらに追加いただければと思います。
ダウンロード販売(Shop)では、他のマクロについても、提供や販売を行っています。