tech34.com - Microsoft Access テクニック

データベースというと難しそうな印象を与えますが、難易度はExcelと大差ありません。
単一機能に特化している為、汎用性が無く、利用頻度が低いことから馴染みも薄いものと思われます。
ただし最近の Access は数十万件程度のデータであれば、プロフェッショナルなデータベースにも
負けない程のパフォーマンスを発揮しますし、なによりプロフェッショナルなデータベースに存在しない
使い勝手の良いユーザーインターフェースを備えています。

重複チェック一意なデータを要望する場合、重複データの存在チェックはどのように行いますか？
何度もチェックして時間を浪費した挙句、重複データが残っていた、というようなことはないですか？
OfficeにAccessが含まれている場合、これを使わない手はありません。

元のデータがテキストでもExcelでも、Accessのテーブルをデータシートビュー（デフォルト）で新規作成し、
値を張り付けてやれば、利用するテーブルはそれだけで完成です。
（項目の型が意図したものでない場合は、型を変更して、テーブルをクリアし、再度張り付ければＯＫです）

次にクエリを作成し、上で準備したテーブルを追加したら、重複チェックを行いたい項目を２回、出力フィールドに追加します。
最後にクエリを集計クエリに変更（「集計」ボタンを押す）し、２回追加した内の片方の集計欄を、「カウント」に変えます。

クエリを実行すると、値ごとの件数が表示され、どの項目がどれぐらい重複しているか分かるはずです。
さらに、「カウント」指定した項目の抽出条件欄に「>1」と指定すれば、重複した値だけが表示されます。

クロス集計クエリに対して、通常の集計とは別に、クロス集計というのが選べますが、
このクロス集計を実行すると「ある商品がある日にどれだけ売れた」といったデータを、
行に商品、列を日付として、行と列の交差する位置に集計結果を表示する、表形式の集計を行ってくれます。

手順は、通常の集計の操作に加えて「行列の入れ替え」に、行見出しにする項目、列見出しにする項目、
集計する項目（値）を、それぞれ指定するだけです。
（値に指定した項目は、集計欄に「合計」や「カウント」を指定して、どのような集計とするかを決定します）
（列に指定した日付に、存在しない日〔商品が一つも売れなかった日〕があり、それらも表に組み込みたい場合、
列を固定値とすることもできます）

冗長的なデータが、見やすい上に分かり易くなりますので、おためし下さい。